レジスタ操作の機能拡張

制御アプリRefApp7 ver1.0.9以降、「レジスタ操作」機能に加えて、「拡張レジスタ」タブを追加し、機能を向上しています。

<<< レジスタ操作に関して、機能を2つ追加しています >>>
詳細は、アプリケーションノートSUA011を参照してください。

【 レジスタ数(レジスタ・アドレス)の拡張 】
従来、FPGA内に64個(No.0~63)のハードウエア・レジスタを設定できましたが、16,384個(No.0~16,383)まで設定できるようになりました。

コマンド・アクセス時のビットアサイン
bit [15:8] [7:6] [5:0]
拡張前 不定値(d.c.) レジスタ幅設定 レジスタ・アドレス設定データ
拡張後 レジスタ・アドレス設定データ[13:6] レジスタ幅設定 レジスタ・アドレス設定データ [5:0]

FPGA回路内では、従来デコードしていなかった[15:8]ビット部分を[5:0]ビットと併せて、適切にデコードしてください。制御アプリRefApp7では、「レジスタ操作」画面で制御できます。

RefApp7 レジスタ操作画面

【 拡張レジスタモード 】
新しい機能です。一度のレジスタ・アクセスで、最大64バイトのデータを書き込み、読み出しすることができます。
制御アプリRefApp7では、「拡張レジスタ」タブで制御できます。 また、レジスタ数は最大1,024個まで設定することができます。 従来のレジスタ操作とコマンド時のビットアサインが異なるので、FPGA回路では専用の回路が必要です。

 

コマンド・アクセス時のビットアサイン
bit [15:10] [9:0]
拡張後 転送データ・バイト数設定
(1~64バイトまで設定可能)
レジスタ・アドレス設定データ
No.0~1,023

拡張レジスタ操作画面

レジスタ・アドレス(DEC)のスライダーにより、レジスタ・アドレスを設定し(上記画面ではNo.31)、レジスタレングス(DEC)のスライダーで転送するバイト数を設定します(上記画面では45バイト)。
右側のマトリクス部分に設定したい値を設定すると、指定したレジスタに値を書き込み、「Read」ボタンをクリックすると、左側のマトリクスに読み出したデータを表示します。

「拡張レジスタモード」を運用する場合、RefApp7の「拡張レジスタ」画面から操作することが基本ですが、オプション設定することで「レジスタ操作」タブから制御することもできます。 ただし、この画面では、転送バイト数は1,2,4,8バイトのいずれかになります。

レジスタ操作画面から、拡張レジスタ機能をエミュレートする

※ 2013.4現在 VX-USB2、ASUP-M3ボードでは、これらレジスタ機能の向上を実施していません。


Smart-USB Plus / Sigma 技術サポート
https://www.smartusb.info/article.php/ext_reg