ザイリンクスFPGA搭載ボードの選択

ザイリンクスFPGAを搭載したボードは、5種類あります。
  1. Kintex7 を搭載した KX-Card7システム開発ボード
  2. Artix7を搭載した AX-Card7Mシステム開発ボード およびAX-Card7システム開発ボード
  3. Spartan7を搭載した SX-Card7システム開発ボード
  4. Spartan6-LXを搭載した SX-Card6システム開発ボード

 

USB2.0のSX-Card6以外は、USB3.0対応で無償のvivadoツールが利用できます。SX-Card6の場合、無償のISE web editionツールが利用できます。

 

各FPGAのデータシートから、ブロックRAM部、DSP部を比較しました。

ボード製品型番 搭載FPGA型番 RAM Fmax DSP Fmax
KX-Card7/16F1 XC7K160T-1FFG676C 458 MHz 547MHz
AX-Card7/100C2 XC7A100T-2FGG484C 460 MHz 550 MHz
AX-Card7M/20C1 XC7A200T-1FBG676C 388 MHz 464 MHz
SX-Card7/75C2 XC7S75-2FGGA676C 460 MHz 550 MHz
SX-Card6/75C3 XC6SLX75-3FGG676C 320 MHz 390 MHz

 

 


 

システム開発ボードには、USBデータ転送をするために、100MHz(USB3.0)または48MHz(USB2.0)の水晶発振器を搭載しています。 FPGA内のDCM(DLL)やMMCM(PLL)を利用して、任意の周波数を生成することができます。 また、任意の水晶発振器を使用したい場合を考慮して、ボード上には、発振器を搭載できる予備エリアを用意しています。

 

この予備エリアに搭載する発振器は、FPGA内部のDCM,PLLまたはMMCMを使う場合に制限があります。

 

ボード製品名 クロック・リソース 入力周波数範囲
KX-Card7 MMCM 10MHz ~ 800 MHz
AX-Card7M
AX-Card7
MMCM 10MHz ~ 800 MHz
SX-Card7 MMCM 10MHz ~ 800 MHz
SX-Card6 PLL+DCM 19 MHz ~ 540 MHz


Smart-USB Plus / Sigma 技術サポート
https://www.smartusb.info/article.php/xilinx_device_select