USBファームウエアの更新:CX-Card2

USBファームウエアに不具合が見つかったため、ファームウエアのアップデートを行いました。  2008.1.30

【不具合内容】
USBコンフィグ機能を使ってFPGAにコンフィグ後、最初のレジスタ・アクセスを実行後、メモリ・コマンドも発生してしまう。

USBコンフィグを利用せず、JTAGコンフィグやコンフィグROMからのASコンフィグでは、発生しません。また、USBコンフィグ後にリセットしてからレジスタ制御する場合も発生しません。

【原因】
USBファームウエアのバグ

【適用ボード】
CX-Card、CX-CardII、CX-USBII

【USBファームウエアの更新方法】
以下URLから最新のファーム更新ユーティリティ「FirmWriterPlus」をダウンロードし、RefApp2.exeをインストールしたフォルダにコピーして使用してください。
ダウンロードするには、IDとPasswordが必要です。
ユーティリティの使い方は、ボード・マニュアルを参照してください。

最新ファームウエアのバージョンは以下の通りです。FirmWriterPlusを起動して、以下のバージョンを選択してください。
*CX-CardII   → 0201h



【ファーム更新の重要性について】
ボード添付のサンプル回路では、今回の不具合が回路動作に影響を与えません。
意図しないタイミングでメモリ・リード・コマンドが発行されても、誤動作しないためです。
サンプル回路では、メモリ・リードする場合、メモリ・コマンドを検出して、最初のメモリ・アドレスからデータを先読みしています。現状ではこの同じ動作が、2度繰り返されていることになります(USBコンフィグ直後のレジスタ制御のときと、実際にメモリを読み出すときです)。繰り返されていても、メモリの内容には変化がないので、同じデータを2回読み出しているだけです。

メモリリード・クリア機能を持たせたメモリ制御や、FIFO動作などでは、意図しないタイミングでデータが読み出され、メモリ内容も消えてしまうので問題になります。


Smart-USB Plus / Sigma 技術サポート
https://www.smartusb.info/article.php/20080129172828350