ラズパイでのUSB実効データ速度

Raspberry Pi 4BからUSB3.0接続したときの実効データ転送速度は、RD/WRで異なります。

ラズパイからFPGAボードにデータを書き込む(WR)場合:約95MB/s前後です。

ラズパイにFPGAボードのデータを読み出す(RD)場合:約27MB/s前後です。

【検証したハードウエア構成】

ラズパイ4B==USB3.0==AX-Card7(FPGAボード)

AX-Card7の4Gb-DDR3に、64MBのランダム値バイナリデータをWR後、RDして値をコンペアするPythonプログラムで確認しました。

【考察】

ラズパイのUSB転送だけでは低速なので、FPGAボード側で高速処理を対応させ、処理結果だけをラズパイに転送する様な構成であれば、十分に高性能なシステム開発が可能です。

たとえば、FPGAボードに50MSps 4ch同時サンプリングのHSAD50を加えた場合でも、FPGAでリアルタイムにFIR/FFT処理などを行い、ボードのDDR3メモリをバッファに利用しながら、ラズパイにデータ転送することができます。

 

 


Smart-USB Plus / Sigma 技術サポート
https://www.smartusb.info/article.php/raspi_trans