サスペンド機能による低消費電力化

サスペンド機能を制御することにより、システム全体の消費電力を低減することができます。

制御アプリケーションからFPGAのサスペンド機能を制御して、FPGAの消費電力を低下させることができます。

【適用ボード】 SX-Card3

この機能を利用するには、2つの準備が必要です。

  1. ISEツールでFPGAデザインをコンパイルする際に、制約ファイルで、次の一文を追加して、コンフィグファイルを生成します。(ボードに添付のサンプル回路では、サスペンド機能をサポートしています)。
    CONFIG ENABLE_SUSPEND = "FILTERED";
  2. SX-Card3の場合、ボード上のディップスイッチ(SW1,3bit目)をONにします。

<制御アプリケーションのサスペンドメニュー>SUSPEND MENU 

サスペンド機能について;
サスペンド機能を有効にすると、FPGA内部では、VCCAUX消費電流が大幅に低減します。FPGAコア電源(VCCINT)は微減します。 FPGAを未コンフィグ状態にしたときのボード消費電流値にほぼ等しくなります。

サスペンド期間中のFPGA I/Oピンの状態は、制約ファイル上で記述することができます。
NET "<net_name>" SUSPEND = “<io_type>” ;

io_typeのデフォルトは 3STATE となり、サスペンド中はHi-Zになります。この他、3STATE_PULLUP(Hi-Zで、内部プルアップ)など5種類の設定ができます。

詳しくは、ザイリンクス社のユーザガイド"ug331.pdf(日本語版)" Ch.19を参照してください。

 


Smart-USB Plus / Sigma 技術サポート
https://www.smartusb.info/article.php/suspend_sxcard