ユニバーサル基板利用時の注意事項

 オプションボードのユニバーサル基板を使って、自作回路を構成する場合の注意点

 CX-USB2、SX-USB2、VX-USB2共通で利用できるオプションユニバーサル基板があります。
このユニバーサル基板に部品を配置して配線、ハンダ付け作業を行ったときに、実際に発生した不具合事例を紹介します。

【事例】

ユニバーサル基板上に部品配置、配線作業を行っていたが、作業完了後に電源とGNDがショートしていて動作しないことに気がついた。

【原因】

基板表面をピンセットかニッパの先端などで傷付けたらしく、レジストがはがれ、すぐ下のVCC層の銅箔が露出していた。 そこにスズメッキ線を利用したGND配線をハンダ付けしていた。

以下に図示します。
ユニバサール事故 事例

実際の基板画像です。

ユニバーサル配線
白で囲った部分の真ん中がGNDラインとしてハンダ付けされていた部分です。

この白枠を拡大した写真がこちら↓。中央部のスルーホールの間の傷が、レジストはがれ、VCC層が露出している部分です。

ショート箇所 レジストのはがれ

【対策】

レジスト層はとても薄いので、簡単にはがれてしまいます。回路を自作される場合には注意してください。


Smart-USB Plus / Sigma 技術サポート
https://www.smartusb.info/article.php/univaersal2