mxcard用コンフィグデータの作り方

USBケーブル経由でMAX10をコンフィグするには、SVFファイルとRPDファイルを使用します。これらのファイルはSOFから生成できます。
制御アプリRefMXからのプログラム方法は、こちらからご覧下さい。

【SVFの生成】

MAX10のSRAMプログラムビットに書き込むためのファイル形式です。電源断で揮発します。回路がまだ確定していない段階などで利用すると便利です。

※Quartusでコンパイル時にsvfを自動生成することもできますが、この自動生成したsvfの場合、コンフィグ時間が以下に示すマニュアル生成したsvfより約4倍かかります。

<生成手順>

  1. 開発ツールのQuartus Prime Programmerを起動し、コンパイル後に自動生成されたSOFファイルを下図赤枠内にドラッグ&ドロップします。
    または、「Add Files...」ボタンをクリックしてファイルを選択して下さい。Q2プログラマ画面
  2. Programmerツールの「File」から「Create JAM,JBC,SVF or ISC file」を選択します。

    SVF生成画面
     
  3. 下図のようにFile formatをSVFに変更し、File name欄に任意のファイル名称と、TCK frequency欄に840KHz(デフォルトは25MHz)を記入して下さい。

    SVF生成画面

【RPDの生成】

MAX10のFlashROM領域に書き込むためのファイル形式です。電源断でも揮発しません。回路が確定した段階などで利用すると便利です。

※重要:Quartusでデザインをコンパイルする前に、「Device & Pin Options」メニューでConfiguration modeを 圧縮するモードに設定して下さい。

<生成手順>

  1. 開発ツールのQuartus Primeツールバー「File」→「Convert Programming Files...」を起動し、Programming file typeが"pof"、Modeが"internal Configuration"になっていることを確認して下さい。

    sofからrpdを生成する

     
  2. コンパイル後に生成したSOFを選択します。下図①Create config data RPDをチェック、②、③、④SOFファイル選択 の手順で、SOFを登録し、「Generate」ボタンをクリックします。

  3. RPDの生成

    これで、xxx.rpdファイルが生成されますが、3種類生成されています。 RefMX制御アプリの「FlashPath」で利用するのは、xxx_auto.rpdです。

    xxx_auto.rpd (このファイルを使用します)

    xxx_cfm0_auto.rpd (使用しません)
    xxx_ufm_auto.rpd (使用しません)


Smart-USB Plus / Sigma 技術サポート
https://www.smartusb.info/article.php/how2gen_config